寝違えについて
2018-04-13
こんにちは!スタッフの國持です。今回は寝違えについてお話します。
朝、起きてみたら首に違和感があり、痛くて動かせない首の「寝違え」。そのうち治るだろうとそのまま放っておく場合も多いかと思います。
首の「寝違え」は、夜の睡眠時だけでなく、電車で居眠りをしたときなど、短時間にも起きることがあります。顔の向きを変えるのも体ごと動かすことになり、大変です。
寝違えは首の筋肉に傷がついて怪我をした状態です。筋肉は伸びたときの方が、縮んだときよりも傷がつきやすいのです。例えば、ソファで映画を見てうとうと寝ている間に頭が枕から落ちて首の筋肉を伸ばした姿勢になり、その不自然な姿勢で長時間寝てしまうと筋肉に傷がついてしまうのです。疲れ過ぎていたり、深酒で泥のように眠ったりすると、寝返りが打てず、寝違えになりやすいのです。
一度寝違えると強めの痛みが数日間続きます。筋肉の細胞が破壊されたことで炎症が起きているのです。炎症のあるところでは痛みを生じさせる「発痛物質」がたまり、痛みが出てきます。また痛みが長引くと、交感神経が刺激を受け、血管が収縮します。すると、血流が減少して運ばれる酸素が少なくなり、その影響で発痛物質が出てきて、さらに痛みを感じて交感神経が刺激されて…という悪循環に入ってしまうこともあるのです
自宅にいるときならば、氷や保冷剤を利用して炎、まず炎症のある痛い部分を冷やします。鎮痛成分が入っている市販の湿布を貼ってもいいでしょう。冷湿布のヒヤッとする感じが苦手な人は、電子レンジで5~10秒ほど温めてから貼るとよいです。また痛み止めとしては、消炎鎮痛効果のある内服薬を使います。
もしご自宅で首を寝違えてなかなか痛みが取れない時や痛みが酷い時は、当院にご相談ください。