交通事故に遭ってしまったら
2022-11-15
1.怪我人の救護
最初にするべき事は、負傷者の確認・救護です。負傷者がいる場合は、できる事なら助け出しましょう。免許教習で習った救命処置を行います。
2.110番に連絡
110番に連絡すると「事件ですか?事故ですか?」っと聞かれ、「事故です」と答えれば、負傷者がいるか、警察に聞かれます。「負傷がいる」と答えると119番には連絡しましたか?っと聞かれます。してない場合は、警察から救急にも連絡が行きますので、その辺は大丈夫です。
そして、次に、事故の場所を聞かれます。近くに公衆電話などがあれば、その番号を聞かれます。住宅街で、野次馬の方が出てきている場合は、どなたかに住所を聞きましょう。自動販売機にも住所が書いてありますので、警察の指示に従って、できるだけ、ハッキリと事故現場を伝えるようにしましょう。目印になる建物の住所を携帯電話で検索してもいいかもしれません。
3.写真・動画撮影
車を移動させるまえに、携帯のカメラで構わないので、状況がある程度わかるような写真を撮っておきます。動画でも構いません。写真は、警察の方や、保険会社の方が状況を確認するのに使う場合がありますので、状況がわかるように撮影しましょう。(例えば、一時停止の標識が有無など。)
ドライブレコーダーがある場合は、必要ないかもしれませんが、レンタカーなどの場合は、データは貰えないでしょうから、自分で事故状況を撮影しておくのは、必要かと思います。
事故発生時は、冷静なつもりでも、動揺しているものです。あとあと記憶を辿っても、印象に残ったことしかおぼえていなかったりします。
ただ、安全でない場所で事故ってしまった時は、安全が第一ですのでムリに写真撮影する必要は無いでしょう。
4.車の移動
今回は、110番した時に「移動していいかどうか」を聞き、安全な場所に移動させましょう。
自走できるか?周りは危なくないか?など、事故状況による事もあると思うので、警察に、聞いてみましょう。
(レンタカーの場合)
警察が来るまでの間に、レンタカー会社に連絡してしまいましょう。今後の対応や、確認しておくべき事項などを、丁寧に教えて頂けます。
また、事故を起こした時間で、貸出終了処理をしてくれるかもしれません。
警察到着後
5.事故相手の連絡先を聞きましょう。
氏名・住所・連絡先を聞きましょう。書くものが無い時は、メールに打って送信してしまいましょう。送信先は2つくらい指定しておいた方が良いです。(重ねでいいますが、動揺していると思いますので念のため2つくらいに送っておきましょう)
警察到着前でも、連絡先の交換は問題ないですが、警察到着後の方が、揉め事になる確率が減って良いかもしれません。相手から聞かれたら、確実に伝えましょう。
この連絡先交換は、相手へ直接連絡するためというよりは、保険会社が連絡するために使われるものですので、ちゃんと伝えないと、その後連絡が来ないなんてことになるかもしれません!
6.事情聴取を各々されます。
警察官は2名以上でやってきて、当事者を分けて聴取します。一緒に聴取すると、揉め事になる可能性があるからでしょうか・・・。双方の意見を聞いて、車の状況を図にしているようでした。
7.警察の連絡先、担当者名を聞きましょう。
聴取の最後で構いませんので、警察の連絡先と事故担当者のお名前を聞いて下さい。保険の方や、レンタカー会社などに聞かれます。警察に代理申請をする際に必要だったりするようです。
また、その場では怪我もないので、物損事故として処理したとしても、事故の怪我は後から来たりもします。その場合、人身事故として処理を買えてもらう際にも、警察の連絡先と担当者名を使用しますので、必ず聞きましょう。
・ 物損事故と人身事故の違い。
明らかに怪我をしていた場合は、警察到着時にその場で人身事故として処理をされるそうですが、軽度の衝突事故などの場合は、その場では物損事故として処理されます。その後、診断書を警察に提出してはじめて人身事故に切り替えられるそうです。
大きな事故で、けが人がいれば、その場で人身事故。軽度な事故は、診断書を提出された時点で人身事故っということです。
・ 過失割合は誰が決めるのか? 決め方は?
先にも少し書きましたが、過失割合を決めるのは、警察ではありません。警察の方は「ここではどっちが悪いとかいいませんからね。」っと一番最初に念を押されてから事情聴取が始まります。過失割合は、基本的に当事者が話合いの上、納得した時点で決まるそうです。それを、保険会社同士が代行するといった感じなのだと思います。(その際には、やはり写真などの現場写真があるといいですねよね。)
事故は遭わないに越したことはないですが、知っておけば余計なトラブルを回避出来ると思います。