秋バテにご注意を!
2020-09-02
こんにちは。はるかぜ鍼灸接骨院の遠藤です。
秋バテをご存知ですか?
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、天候がガラリと変わりやすい9月中旬には、体調を崩しやすくなります。
それが、夏バテならぬ「秋バテ」!
勢いで夏を乗り越えられても、急に涼しくなる初秋に入り、疲れや不調が現れてしまうのが秋バテです。
秋バテを引き起こす要因には、次のようなものがあります。
長引く猛暑の影響で、疲れを抱れたまま秋に突入
夏は暑さそのものが体への負担となり、暑さで良質の睡眠がとれず、疲れが解消されにくい日々が続きます。
夏の生活習慣が抜けきらず、体の負担は増える
夏の暑さにより、冷えたジョッキでぐいぐいビールを飲み干し、アイスを食べたり、ジュースに氷をガンガン入れる。
薄着やTシャツのまま、布団をかけずに寝る。
といった生活習慣が続くと、胃腸の疲れや冷えなどによって、体はダメージを受けます。
朝晩の気温の劇的な変化
9月に入ると、日中はTシャツで過ごせても、夜は長袖が必要になるくらい冷える日があります。
また、昼間は夏日に近い日があれば、晩秋に近い陽気もあるなど、気温も一定しません。
こうした急激な寒暖差に体が対応しきれず、体調を崩しやすくなってしまいます。
気圧の変動による影響
9月は天候の変化がめまぐるしいのが特徴です。
長雨や台風が多く、気圧の変動がめまぐるしいせいか、頭痛やめまい、だるさ、肩こりなどの体調不良を感じる人もいます。
こういった要因により、自律神経が乱れることが「秋バテ」の原因です。
9月に入ったら、まだ秋バテしていない人も、既になってしまった人も、次のような生活習慣を心がけましょう。
温かい食べ物や飲み物を
体を守るには、体を冷やさず、温めることが肝心。
夏の暴飲暴食で弱った胃腸を整えるためにも、スープや煮込み料理など温かい食事を多く取り入れてみましょう。
圧力鍋に根菜類を入れて、やわらかく煮込んだスープ、疲労を回復させるビタミンB1たっぷりの豚汁を作って、疲れた体を労わるといいでしょう。
冷たいビールや飲み物も避け、温かい飲み物を飲みましょう。
衣服や入浴で体そのものを温める
9月はまだまだ暑いからと言って、薄着でいてはダメ。
日中は暑くても、明け方と夜の気温はガクンと下がります。
着脱しやすいカーディガンを羽織り、就寝時にも、パジャマの下には薄手の腹巻きをしておきましょう。
ショートパンツや短いソックスも避け、“守る衣服”に切り替えましょう。
また、夏の続きでシャワーのみで過ごしている人は、できるだけ湯船に浸かりましょう。
休みの日は湯船で体をじっくり温める時間をつくってもいいですね。
アクティブな予定を入れず、しっかり休む
季節の変わり目でもある初秋は、そもそも体の調整期。
天候も変化しやすいことですし、アクティブな予定を入れないようにしましょう。
また生活リズムを守れるよう、いつもの通りの起床・就寝・食事の時刻を守り、1日1回は買い物や散歩などを兼ねて外出するようにするといいでしょう。
秋バテ対策は、体を守り、休ませて、自然な回復を待つのがポイントです。
それにより乱れた自律神経が整いやすくなります。
特に、季節の変わり目に特有の劇的な天候の変化は、心身にとってはかなり大きなストレスになります。
日頃ストレスを抱えている人は、この時期に負担を倍増させないよう、無理のない生活を心がけてみてください。
自律神経の乱れは鍼灸も大変有効です。
秋の不調にお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。