水分が体に吸収されるタイムラグ
2018-07-20
こんにちはスタッフの遠藤です。
水分をとること、最近はどこに行っても言われるようになっていると思います。
しかし、ただ飲んでいればいいというわけでもありません。
水分が体に吸収されるまでの時間を意識するともっと効率が良くなります。
この時間を知っておくことで、水分を絶え間なく、効率よく体内に取り入れておくことが出来るので、水分を取りすぎてしまったり、逆に脱水症状になってしまったりするのを防ぐことが出来ます。
個人の体質によって差がある上に、飲み物に含まれている成分や、そのときの体調などによって、吸収までの時間が変わって来ることがあるのに気を付けましょう。
人間の体内に取り入れられた水分は、まず口から吸収され、胃を通過します。
その後、腸から吸収され、そこから毛細血管に到達して、全身の細胞に行き渡ります。
吸収にかかる時間を早くするためには、胃袋から腸に運ばれるまでの時間と、腸管において吸収される時間の両方をスムーズにすることで、より早く水分を吸収することが出来る仕組みです。
取り入れた水分を効率よく吸収させる方法
水分に含まれている様々な成分によっても、吸収にかかる時間は異なってきます。
大量のお水を短時間に取り入れても、うまく吸収されず、尿として排出されてしまうだけです。
水分の吸収率はタイミングが重要
水分の吸収率をアップさせるためには、同じ量の飲み物であっても、長い時間をかけてゆっくり飲むようにすることが重要です。
人間が一時間に処理できる水分は、個人差はあれど大体200ミリリットルから250ミリリットルとなっています。
これ以上の水分を取り入れたとしても、腎臓で余計な水分として排出されてしまうだけです。
1日の目安量としては2リットル程度が平均的で、この量を取り入れておくと、デトックスにも高い効果を発揮しやすくなります。
また、水分補給をするタイミングも重要です。
朝起きてすぐのコップ一杯、眠る一時間前のコップ一杯は、新陳代謝を良くし、睡眠中の血液を良質なものにし、寝起きを良くする効果が期待できます。
食事の前のコップ一杯は、内臓の働きを活性化し、食べ物の栄養吸収率をアップさせてくれると共に、消化を良くしてくれるので、ダイエット中にもおすすめです。
水分補給は成分にもこだわるべき
水分補給は、シチュエーションによって飲み物を都度変更するのもポイントです。
汗をたくさんかく暑いシーズンやスポーツの途中などは、汗が体外に流れ出てしまうため、ナトリウムを大量に失ってしまいます。
低ナトリウム症も予防するために、水分とあわせて塩分も忘れずに補給しましょう。
体温が上昇していると、つい冷たいものが飲みたくなってしまうかもしれませんが、吸収率を上げるためには、常温のものがおすすめです。
糖分の取り過ぎにならないよう、薄めて飲むようにするのも良いでしょう。
普段の水分補給は、基本的にはぬるま湯が適しています。
新陳代謝の活性化にも繋がりますし、血行を促進し、スムーズに体内に取り入れることが出来ます。
水分補給は排出のタイミングも重要
スポーツをするときや、暑い場所に出るときは、喉が渇く前に水分補給をするようにしてください。
都度休憩を取り、発汗や喉の渇きを覚える前に水分を取り入れるようにすることで、脱水症状を防ぎ、健康的な水分循環を目指すことが出来ます。
また、ついトイレに行かなくなってしまう人も気を付けましょう。
水分補給は取り入れるだけではなく、排出まで意識することが重要です。
尿の排出を我慢していると、老廃物が体内に蓄積されてしまい、デトックスの妨げになってしまうこともあります。
膀胱に尿が溜まった状態は、雑菌の繁殖を促してしまう原因にもなるため、2、3時間に一回のトイレ休憩はとても重要です。
水分補給はカフェインの含まれないお水がおすすめです
水分補給をする際には、吸収の時間を意識すると共に、飲み物の種類にも気を付けましょう。
カフェインが豊富に含まれているコーヒーや紅茶は、水分補給としてはあまり適していません。
また、利尿作用が高いため、汗をたくさんかく前の水分としては適していないのです。
ノンカフェインの飲み物を積極的に取り入れると共に、糖分や塩分の含有量も詳しくチェックしておいてください。
糖分や塩分が多すぎると、排出の際に腎臓に負担がかかりすぎてしまい、処理能力が低下してしまいます。
水分補給は吸収の時間を意識するだけで変わります
水分補給は吸収にかかる時間と量を計算するだけで、効率の良さが大きく変わって来ます。
特にスポーツをする前や朝起きてすぐ、入浴前などの汗をかく前や水分が足りていないタイミングで意識することはとても重要です。
水分の質にもこだわれるようにしましょう。
お身体の不調などございましたら『はるかぜ鍼灸接骨院』にご相談ください。