むくみについて(再アップ)
2018-09-28
こんにちははるかぜ鍼灸接骨院スタッフの遠藤です。
ブログもどんどんと増え、過去のなかなか面白いネタが埋もれてきてしまいました。なので再アップしたいと思います!!
今回はむくみについて書いていこうと思います。
“むくみ”は医学的には浮腫(ふしゅ)といい、女性によく見られる症状のひとつです。
ではなぜ、むくみが起きるのでしょう。
むくみのメカニズム
むくみは血液の循環と深く関わっています。
心臓がポンプのような働きをすることにより、私たちの体内に流れる血液は動脈を通して水分や栄養分を細胞へ供給する
役目を果たしています。それと同時に、細胞内で不要となった水分が、静脈やリンパ管に戻ってきて再び体内を循環します。
しかし、静脈やリンパ管がスムーズに流れずに、戻ってくるべき水分が溜まってしまっている状態がむくみです。
原因はいくつかあり、一過性のものと、血管や肝臓、腎臓、または心臓の障害による何らかの危険サインである可能性があります。
(1)長時間の立ち姿勢
長い時間立っていると、重力により血液は足に溜まってしまいます。すると、静脈は圧が高くなってしまい、戻ってくる水分を受け入れることが難しくなってしまうのです。立ち仕事をしている方の足がむくみやすいのは、このようなことが原因です。
(2)運動不足による冷え性や血行不良
足の筋肉は伸びたり縮んだりすることで血液を循環させるポンプの役目を果たします。運動不足によって足の筋肉が衰えると、そのポンプ機能が低下しまい足に水分が溜まりやすくなってしまうのです。
さらに足先の毛細血管まで血液が潤滑に流れなくなり、冷え性や血行不良を伴うむくみが起こります。
(3)水分・塩分の摂り過ぎ
水分や塩分を採り過ぎることにより、血液中の水分が増えてしまいます。それにより余分な水分が留まりやすくなり、むくみの原因になります。
(4)下肢静脈瘤
静脈にある血液の逆流を防ぐための静脈弁が壊れることで血液が逆流し、血液が足に溜まってしまう血管の病気が原因でむくむことがあります。
悪化すると、溜まった血液により肌が黒ずんだり、湿疹やかゆみの元にもなります。
(5)肝臓の病気
血管内に水分を保持するアルブミンという成分があります。これは肝臓で作られるのですが、肝臓が弱っている時にはこの成分がうまく生成されなくなります。
そのため、動脈の水分が血管の外に出やすくなり、静脈では血管に水分が戻りにくい状態になってしまい、むくみを引き起こすことがあります。
(6)腎臓の病気
腎臓が何らかの原因で弱っていると、身体の中の余分な水分を尿として排出できなくなり、むくみの原因になることがあります。
その他、血液を送り出す役目をしている心臓が弱っていて、むくみの原因になっていることもあります。
このように、むくみには本当にさまざまな原因が考えられるのです。普段と変わらない生活や立ち仕事などをしていないのに突然足のむくみに悩まされたり、慢性的なむくみが1週間以上続く場合には、内科など専門医による診断を仰ぎましょう。
お身体のことでお悩みがありましたら是非、はるかぜ鍼灸接骨院にご来院ください!!