ギックリ腰について
2019-06-13
こんにちは、はるかぜ鍼灸接骨院スタッフの遠藤です。
寒かった冬が終わり、夏に向かってどんどんと気温が上がってきていますが、皆様の体調はいかがでしょうか。今回は、ぎっくり腰について書いていこうと思います。
「ぎっくり腰」とは、急に起こった強い腰の痛みを総称して一般的に用いられている名称で、病名や診断名ではありません。重い物でも物を持ち上げようとしたとき、腰をねじるなどの動作をしたとき、長時間の運転後や、草むしり、朝起きた直後や何もしないで起こることもあります。
痛みの原因はさまざまで、関節や軟骨に大きな力がかかって負傷した状態(捻挫、椎間板損傷)、腰を支える筋肉(腱、靱帯)などの柔らかい組織(軟部組織)の損傷。また、下肢に痛みやしびれがあったり、力が入らないなどの症状があったりする場合は、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの病気(疾患)の可能性もあります。多くの場合は筋肉の緊張により神経を圧迫する事で、坐骨神経痛等の症状を引き起こしている場合もあります。
また、気温の上昇に伴い、体の水分量が低下する事で軽度の脱水を起こし、筋肉が痙攣し
『つった』状態になる事もあります。ふくらはぎなどのこむら返りを経験した方ならわかると思いますが、とても痛いです。
さらに、可能性は高くありませんが、がんが転移して弱くなった背骨の骨折(病的骨折)や、ばい菌による背骨や軟骨(椎間板)の化膿など重大な原因が潜んでいることも時にあります。
今出ている症状がどういったものから引き起こされているかを判断し適切な施術やアドバイスを行っていく事が我々の仕事だと考えています。
腰の状態を判断していくうえで重要なポイントは患部に炎症が起こっているのか、起こっていないのかではないでしょうか。判断を行っていくうえでまずは問診です。
・なぜ今の症状が出ているのか?
・どこで症状が出たのか?
・いつから症状が続いているのか?
・何をして症状がはじまったか?
・どのように痛むか?
問診を行なう事で原因の仮説を立てることが出来ます。
仮説をもとに触診やテスト法を用いてさらに検査を行い、施術を行います。施術を行い、状態の変化を観察しながらまた次の仮説を立て症状に対してのアプローチを行なう事で緩和・改善を目指していきます。
ぎっくり腰様の症状に似たものでも病気が原因になっているものもあります。過剰に警戒する必要はありませんが、そういった事もあると知っていると対応できることもあると思います。
例えば・・・
1. 強い衝撃を受けた(高い所から転落した、交通事故にあったなど)
高齢者の圧迫骨折は、ケガから数日して痛みが増してくることがあります。
また交通事故などでは直後は興奮状態で痛みをあまり感じないこともあります
2.夜間痛、楽な姿勢が探せない、動きと痛みが無関係、安静時痛
3.発熱、冷や汗
4.胸部も痛む
5.大きな病気、長期の薬物使用歴がある(癌の既往歴、長期ステロイド剤の使用等)
6.足にしびれや麻痺がある
7.排尿や排便に異常がある
疑わしい場合には、早期に病院を受診、診察が必要です。
はるかぜ鍼灸接骨院では、問診、触診、テスト法による検査を行い、整体マッサージ、鍼灸施術、電気療法、超音波施術、スーパーライザーなどそれぞれの状態に合わせた適切な施術を提案させていただきます。
ぎっくり腰など腰痛にお悩みの方は一度、はるかぜ鍼灸接骨院にご相談ください。