血液について!
2020-07-20
こんにちは!はるかぜ鍼灸接骨院の遠藤です。
うだるような暑さが続くこの頃ですが、皆様熱中症にはなってはいませんか?
以前本ブログで水分補給に関して書かせていたただいたので、今回は血液の話をさせて頂こうと思います。
血、と聞いてげんなりするかもしれませんが、どうぞお付き合いください。
なぜ水分補給から血液の話につながるのか?それは、血液の約8割が水であるからです。
血液の成分を簡単に説明しましょう。血液は、赤血球、白血球、血小板の3つからなる血球成分と、これらを含んで流す血漿成分の2つからなります。この血漿成分のうち、90%が水分で構成されており、血液全体でみると水分が8割も占めていることがわかります。
このことから、体全体の水分量が減ってしまうと、血液もだんだんとドロドロの状態になってしまいます。
血液がドロドロの状態が如何に体に悪いかは、皆さんもご存知かと思います。この状態にならないようにする意味でも、夏場の水分補給は欠かさずに行っていただきたいのです。
また、水分だけでなく、内臓の調子が悪いと血液の状態も悪くなってしまいます。
血液の成分である赤血球、その中のヘモグロビンを作る主成分の鉄があるのですが、この鉄は普通体の中では作られることはありません。よって、食べ物から摂取するしかありません。そしてそこから摂取した鉄は十二指腸という胃の下にある臓器で吸収され、骨髄へ運ばれて最終的にヘモグロビンとなります。
この十二指腸の働きが悪くなってしまうと鉄の吸収もおろそかになり、ヘモグロビンも作られにくくなります。これが続いていくと赤血球も減っていくため、血液の赤みが薄くなってしまい、身体中に運ぶ酸素の量が少なくなり、酸欠の状態に陥ってしまいます。これを鉄欠乏性貧血といいます。貧血になってしまうと、重い脱力感、疲労、倦怠感、全身の血色が悪い、所謂蒼白といった諸症状が起こってきます。
女性に多い疾患として有名ですが、男性でも、過度な運動やダイエットといった身体に負担を強いることを日常的に行っていると内臓へダメージを与えてしまい、そこからの出血によって貧血になる可能性があるので十分に注意してください。