富士市 接骨院 怪我 突然の痛みの応急処置
2017-08-01
こんにちは。スタッフの影山です。
夏真っ盛りとなり、暑い日が続きますね。
この時期になると、家族やお友達と旅行に出かける方もいれば、部活や習い事の大会に出場する方も多いと思われます。
そこで怖いのが、怪我や熱中症です。転んで擦りむいた、捻って痛めた、ぶつかって内出血がでた、なんてことや、走っていたら
突然倒れた、長時間炎天下にいたらめまいがしてきた、など多く出てきます。
そんな時に少しでも、応急処置の仕方を覚えておくとその不安も軽くすることが出来ると思います。
今回はその応急処置について書いていこうと思います。
そもそも応急処置の目的は、「損傷した組織を素早く鎮静化し、起こりうるであろう炎症や腫れ、痛みを可能な限り軽減する」
という目的で行います。怪我の程度こそあれ、応急処置をしたかどうかで怪我の治り具合や早さも変わってくるため、とても
大きな意味を持つことになります。
応急処置の代表的なものを上げると「RICE処置」があります。
皆様の中には一度は聞いたことがある方もいらっしゃるかと思われますが、少々お付き合いください。
この「RICE」は処置の仕方から取られています。
まず最初の「R」は「REST」、「安静にする」という意味です。
怪我をした場合、あるいは体調を崩した場合、バリバリ動いていては治るものも治りません。そのため、まず最初に「安静に」
していただいて、体を落ち着かせることが必要になります。
次の「I」は「ICING」、「冷やす」です。
怪我をした場合、炎天下での作業中に倒れた場合などでは、全身あるいは怪我をした部分のみが熱をもっているものです。
この熱は怪我を修復する上では必要となりますが、かえって痛みも強く出してしまうため、厄介なものとなります。
また異常に上がった体温を下げて落ち着かせるという意味でも、体を「冷やす」ことが重要になります。
その次、「C」は「COMPRESSION」「圧迫」です。
転んで擦りむいた、打ち付けて怪我をした場合、そこから出血します。出血量が多いと命にかかわる場合につながるため、患部を直接
あるいはその周辺を「圧迫」して出血を可能な限り抑えることで状態を維持することが重要になります。
最後の「E」、「ELEVATION」「上へ上げる」です。
出血が確認された場合、体をそのままにしておくと怪我した場所によっては出血が多くなることがあります。
前述の「C」と併せて怪我をした場所を心臓よりも高い位置へ「上げる」ことで出血量を抑え、怪我の状態をある程度軽減させる
ことが出来ます。
以上が「RICE処置」の簡単な紹介となります。
これに加えて、怪我の固定の為に三角巾を使った固定や、熱中症になった場合に対しての「FIRE処置(FはFLUID、水分+塩分補給、
EはEMERGENCY、緊急事態の確認、通報)」など状態に合わせて様々な方法もありますのでそちらも参照してください。
いかがでしょうか。
今回は皆様でもすぐに実践できる簡単な方法を書かせていただきましたが、これはあくまで「応急処置」ですので、もし怪我をしてから
なかなか症状が良くならないようでしたら、すぐに病院へ受診してください。
はるかぜでも突き指などの外傷の治療も行っておりますので、ぜひ一度来院してください。