富士市 接骨院 アルコールと利尿作用
2017-07-07
こんにちはスタッフの遠藤です。
7月にはいりますます暑さが厳しくなってきますね。
こんな時期には、ギンギンに冷えたビールがとにかくうまい!!
体に水分の潤いを与えてくれるように感じます。
だがしかし!!!!
ビールは逆に脱水をもたらすので、飲み方に注意が必要です。
アルコールには利尿作用があります。この利尿作用は、血液中の抗利尿ホルモンの分泌を抑制することで生じます。これは、体内に取り込んだ余分な水分だけを排出しているわけではなく、アルコールに反応して尿をだすために、水分の少ない度数の高いお酒を飲むと「利尿による脱水症状」がより発生しやすくなります。さらに、飲んだお酒の水分が吸収されるまでにタイムラグがあるために、血液中に蓄えられている水分から排出されます。お酒を飲んでいる最中に体が脱水状態になるという変わった現象を起こしているのです。
ビールは、アルコール度数が5.0~5.5%程度と低く、水分を沢山含んでいるので、水分補給になるようなイメージがあります。ですが、ビールはアルコールの抗利尿ホルモンの抑制の他に、含まれているカリウムが新陳代謝を活発にさせるという効果も加わり、他のお酒より利尿作用が強くでます。飲んだ量以上の水分が排泄されることで、逆に脱水状態を引き起こします。
アルコールを飲みすぎると二日酔いになりますが、これはアルコールの分解産物のアセトアルデヒドと上記の脱水が主因になっています。アルコールによる脱水症状を治すのに有効なのはスポーツドリンクです。迎え酒は、アルコールで感覚を麻痺させているだけで、体にはさらなる負担になります。
最近、こむらがえりのような症状の方が増えています。脱水が背後に隠れている気がします!!
脱水に気を付け、楽しい夏を過ごしましょう