富士市 交通事故の後の保険のやりとり
2017-08-05
交通事故にあったとき、どうやって保険会社とのやりとりをしたらいいのか、分からない、という方がほとんどではないでしょうか。
また、中には、交通事故なんて、自分には関係ない、と思っているのかもしれませんね。
しかし、交通事故とは、車両を運転する方はもちろん、車両を運転しない歩行者、また自転車等の方も例外ではありません。
また交通事故による保険会社への請求等は、加害者だけでなく、被害者側からも直接コンタクトがとれるので、万が一の場合に備え、その知識を得ておく事をおススメします。
ここでは、交通事故の際の保険会社とのやりとり、流れなどについて説明します。
【1、交通事故に遭遇!保険会社とのやり取りは?】
交通事故にあった時の大まかな流れは、次のとおりです。
・任意保険課慰謝に連絡
車両を運転するものに義務付けられている強制保険、いわゆる自賠責保険は、通常任意保険会社で加入します。
そのため、万が一の場合は、その窓口が任意保険会社となるので、注意しましょう。
加害者から連絡すると、被害者に保険会社の担当者から連絡が届き、手続きが開始されます。
場合によっては、被害者側から交通事故後、直接保険会社とやりとりすることもありますので、加害者の連絡先、車両番号、保険番号や保険証のコピー、保険会社の連絡先など、基本的情報を入手しておくといいでしょう。
・治療費の請求、対応
交通事故で怪我をしたら、治療しなければなりません。
その場合、保険会社に通院している病院について連絡すると、保険会社が病院に対し治療費を支払うなどの対応が行なわれます。
交通事故後のこの保険会社とのやりとりで発生する対応を「一括対応」といいます。
その他、通院にかかる交通費、怪我の状況によって休業を余儀なくされた場合の休業損害、については、必要書類を整えた上で保険会社に提出しなければなりません。
・後遺症障害等級認定の請求
事故後、治療を一定期間続けたのに症状が完全に改善されず、症状が残ってしまう(症状固定)場合、後遺障害として等級認定の請求が出来ます。
その際の保険会社とのやりとりは、2通り。
一つは、保険会社に一括して任せる事前認定という方法と、怪我をした被害者自身で請求する被害者請求という方法から選べます。
どちらがいいのか、交通事故の後遺症等級認定による保険会社とのやりとりで悩んでいる場合は、専門家に相談する事も必要です。
また整骨院など柔道整復師対応の治療院では、保険の手続きに関するプロのスタッフが在籍に対応していますので、一人で悩んでいる場合も、気軽にご相談ください。
場合によっては、十分な後遺障害等級認定が受けられず後の生活に大きなマイナスとなるリスクもありますので、自己判断せず、相談するのがベストです。
保険の賠償額等に全て合意できたら、保険会社から賠償金の支払いが実行されます。
【交通事故の後の保険のやりとりで注意する事は?】
1.連絡を蜜に
自賠責治療は、病院以外の治療院でも適応できます。
ただし、場合によっては、保険請求がスムーズに進まない事もありますので、みつに連絡をする事をおススメします。
特に、整形外科から治療院への転院については、事前報告をするようにしましょう。
2.記録に残す
言った、言わなかった、等のトラブルを避けるには、書面で連絡する、やりとりを記録する、録音するなどの方法で、残すようにしましょう。
それにより様々なトラブルが回避できます。
とくに、交通事故でもっとも多いむちうちは、治療期間が長引く事が予想されるので、トラブルはつきもの。
長期治療でもスムーズに保険請求ができるよう、記録で残すようにしましょう。